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サムスン、製品レンジと市場を拡大
2017/07/14

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  ────────────────────  発行  株式会社ジアン (JARN Ltd.)
    eJarnClub通信:サムスン、製品レンジと市場を拡大
  ─────────────────────  2017年7月14日
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛                                     http://www.ejarn.com
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◇掲載:P22、24、JARN  2017年4月通常号
 ▼原文(英字)はこちらから
http://www.ejarn.com/news.aspx?ID=44696

I N D E X
└────────┐
└▼ 序文
└▼ 01. 欧州販売統括拠点
└▼ 02. 販売目標
└▼ 03. 販売戦略
└▼ 04. 技術及び商品開発

【序文】
    韓国空調展「HARFKO 2017」において、JARNはサムスン電子のデジタル・アプライアンス販売担当VPのチャールズ・パク氏にインタビューし、サムスンの空調製品と圧縮機、並びにグローバル市場における事業戦略について伺った。

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【欧州販売統括拠点】
JARN (J): 貴社は、最近、欧州に17ヶ所ある営業事務所を統合し、オランダのアムステルダムに販売統括拠点を新設されましたが、アムステルダムを選択した理由をお聞かせ下さい。

パクVP (P): アムステルダムを選んだのは、欧州の中心にあり物流での地理的なメリットがあるからです。物流での能力を強化することに真剣に取り組んでいるため、既存の物流活動の丁度中心に位置するアムステルダムに子会社を設立しました。

J: 日系ライバルメーカーの数社は中欧の拠点としてドイツを選択しています。ドイツは不適当ですか?

P: 言語とアクセスについて考えた場合、アムステルダムでは、一つの拠点で多言語での対応が可能です。欧州内の一ヶ所に統合したのは顧客への支援を強化するためです。物流に関しては、それが技術的な支援やコミュニケーションの改善に効果的です。今後も、更に顧客への支援を強化して、サムスンとの取引を信頼して頂けるようにします。

J: アムステルダム拠点では、サムスンの家電製品を総て扱っていますか?

P: いいえ、この拠点は空調に特化しています。

【販売戦略】
J: 貴社の2020年の年間販売目標が100億ドル(約1兆1千億円)と報じられていましたが、正しいですか?

P: はい、今もその目標を掲げています。目標達成の方向に向かっており、その数字に近づけるよう、欧州・米国・韓国において数多くのことを実行しています。製品レンジを拡充し、技術支援やサービスの能力を強化しています。また、物流での能力を底上げし、与信管理を強化することを目指しています。それには時間を要するため、目標達成のために全ての事業領域での改善を推進し続けています。

【販売目標】
J: サムスンにとって米国と欧州市場が最も重要だと伺いましたが、米国戦略についてご説明下さい。

P: サムスンとしては、ルート販売業者の活動を容易にするような新たな差別化商品やソリューションを今後も追加して行きます。我が社は新商品やソリューションを市場投入することに極めて熱心に取り組んでおり、ルート販売業者もサムスンとの取引に満足しています。今年は、ライバル他社との競争において優位に立っており、ルート販売業者も この点については既に十分承知していますので、米国市場で急成長できると期待しています。

J: 2016年に、米国メーカーの Quietsideがサムスン・グループの子会社になりましたが、どのようなメリットがありましたか?

P: 従来は、製品レンジに空白個所がありましたが、性能を引き上げたビル用マルチ(VRF)、零下25℃でも能力を100%出せるMax Heatシリーズなどの新製品を追加したり、360°カセットやウインド・フリー冷房のような新たな商品コンセプトや技術を導入したりして空白なレンジを少なくすることに成功しました。ウインド・フリー冷房技術のような目覚しい実績によって製品レンジが急速に改善されています。

J: 2016年の北米でのVRF販売台数は、既に4万台近くに達したと推測されており、中国・韓国のVRFメーカー数社が市場に参入しています。サムスンの戦略についてお聞かせ下さい。

P: VRF は最終顧客にとってメリットがあるので、好評です。VRF市場に参入するライバル他社が益々増えていますが、我が社は顧客を支援する体制が既に整っていますから、上手くやって行けると思います。

J: 米国の大手冷暖房メーカーであるトレインとの協力関係は今後も継続しますか?

P: トレインは良き提携先であり、その関係には満足していますから、今後とも相互に助け合って行き、提携を強化する積りです。

J: 近い将来、米国に拠点を設立する計画がありますか?

P: 当面は、既存の工場を活用しますが、物流での活動を強化するため、物流の柔軟性を改善します。将来、事業が発展すれば、拠点の拡大について検討する状況になると思います。

J: サムスンの中南米戦略についてお聞かせ下さい。

P: サムスンは、非常に安定した生産活動によって中南米では比較的順調に事業を進めています。 販売活動も非常に順調であり、ブラジルのマナウスにある生産拠点には今後も投資をして行きます。

J: 東南アジア市場はどの程度重要ですか?

P:東南アジアは戦略的に重要な市場と見ており、既にタイには生産拠点があります。我が社は既存の生産拠点を改善し、ルート販売業者が信頼できる技術支援を提供し、製品レンジを見直して行くことに重点を置いていますから、近い将来、急速な伸びを示すと思います。

【技術及び商品開発】
J: 貴社には日本法人がありますが、サムスンのR&Dに関する韓国と日本の関係はどのようになっていますか?

P: 韓国と日本にR&D部門があります。また、中国・インド・タイ・ブラジルにもR&D機能があり、高品質のソリューションを開発するため協力しています。

J: 住宅用エアコンではロータリー圧縮機、業務用エアコンではスクロール圧縮機のようなキーコンポーネントの開発が重要だと思われます。貴社の成長戦略においてキーコンポーネントをどのように位置付けていますか?

P: 急成長を追及するには、キーコンポーネントが非常に重要な要素です。スクロール圧縮機のような信頼できるキーコンポーネントを自社開発することによって非常に安定した品質と高性能が得られます。極めて信頼できる品質のフラッシュ・インジェクション技術によって、革新的な新製品を投入し続けることが出来、同時に顧客にも満足して頂いています。サムスン製品を試した場合にはそれを購入したことに常に満足できると顧客に保証できるということが我が社の目標です。その点が事業展開全ての基礎になります。

J: 貴社のスクロール圧縮機の最大能力はどの程度ですか?

P: 我が社では、最大のスクロール圧縮機は15馬力(80cc)です。極めて大容量というだけでなく、性能面でも信頼できる圧縮機です。

J: 貴社の住宅用及び業務用エアコンの製品レンジは非常に広範囲にわたっていますが、空調用ターボ圧縮機を投入する計画がありますか?

P: 現時点ではありません。急成長を達成するには、我が社の強みに集中することが重要だと考えています。従って、急成長を達成するために、VRF や業務用エアコンなど強みのある分野に先ず投資して来ました。消費者やルート販売業者に新たな経験をして頂けるような製品を数多く投入して来ました。

例えば、ウインド・フリー式床置き型エアコンは、最初に韓国に投入されましたが、その分野でのマーケットシェアは60%以上を占めています。そして、壁掛け型や一方吹き天井カセット型シリーズにも適用しました。今後とも、PM2.5センサーのような機能を追加することで顧客の経験を更に改善して行きます。市場の反応に注目していましたが、これらの新技術に対して市場が大いに沸きました。

J: 貴社の独自製品である三角型エアコンについてご紹介下さい。

P: 極めて好意的な市場の反応を得ました。時が経つに連れて、その形に慣れるようになり、今では消費者に全面的に受け入れられています。人々は、その三角形のモデルによって付加機能や高品質に満足できますし、従来の標準的なエアコンも選択して頂いています。

J: モノのインターネット (IoT) や人工知能(AI)も貴社の強みだと思います。

P: 幸運にも、IoTの時代を迎えて、サムスンには、どの品目でもシェアが1位か2位の最終顧客向け製品が数多くあります。我が社は、特にスマートフォン、テレビ、ディスプレー、冷蔵庫など、既に殆ど全ての品目でトップシェアです。そして、もし先進的なIoT技術によってスマート製品を接続できれば、顧客に対して独自の新たな提案を提供できると見ています。製品を組合せることで、製品やソリューションを生み出すことによって、この分野での商品戦略及び販売活動において優位に立てます。

    (終わり)

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