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2016年ATWヒートポンプ市場の概観 その2
2017/11/07

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  ────────────────────  発行  株式会社ジアン (JARN Ltd.)
    eJarnClub通信:2016年ATWヒートポンプ市場の概観 その2
  ─────────────────────  2017年11月7日
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛                                     http://www.ejarn.com
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◇掲載:P1、4、6 JARN  2017年7月特集号
 ▼原文(英字)はこちらから
http://www.ejarn.com/news.aspx?ID=46021

【新製品と技術】

《寒冷地の強力暖房技術》
  日本メーカーは、外気温度が低い時でも、高効率で、優れた暖房性能を備えたATWヒートポンプ機を開発した。これらのATWヒートポンプ機は、外気温度が−15°C までは定格の暖房能力を維持できる。

  低外気条件において暖房性能を改善するために、エネルギー貯蔵、バイパス暖房、 凍結防止コイルなどのデフロスト技術が開発された。外気温度が非常に低い時に暖房用の冷媒の流量を十分に確保するためフラッシュインジェクションなどの技術が採用された。

《冷暖兼用型ATW》
  暖房も冷房も出来る冷暖兼用型ATWヒートポンプ機が既に販売されており、冬季と夏季に最適な快適さを提供する。新型の冷暖兼用型シリンダーは冷房用に冷水を供給できるが、その代わりに夏季に給湯することも出来る。

《ゾーンコントロール》
  一部のATWヒートポンプ機は、2種類の水温をコントロールできるので、それによって、2種類の異なった熱負荷のニーズに対応できる。 このシステムは異なった部屋で異なる温度が必要な場合に、2種類の水温を維持できる。また、この製品は、二つのゾーン別の冷房もできる。

《太陽光発電パネル一体型ATWヒートポンプ機》
  ATWヒートポンプ機と太陽光発電パネル(PV)を組み合わせ結合したシステムも既に開発されている。このシステムは、ソーラーシステムから得た自己消費用の電力量を120%まで増やすことが出来る上に、住宅の電気エネルギー消費の必要量を考慮に入れて、PVから得た電力量に応じてATWヒートポンプ機のエネルギー消費量を調整できる。

《インテリジェント型ハイブリッド・コントロール》
  外気温度が-40°Cにもなる北欧のような寒冷地では、ガスボイラーと組み合わせたハイブリッド型ATWヒートポンプ機も選択肢の一つになる。既存のボイラーは追加暖房能力として効率的なやり方で使用される。使用中のボイラーとATWヒートポンプ機を組み合わせられるインテリジェントコントロールがメーカー数社によって既に開発されている。一方の暖房システムが作動しない時には、もう一つのシステムをバックアップ用として使用できるので、暖房システムが完全に運転を停止することがない。

《スマート・クラウド・サービス》
  エネルギー消費量をモニターでチェックし、暖房や給湯機能を遠隔操作が出来るATWヒートポンプ機用のスマート・クラウド・サービスを既に数社が提供している。クラウド・ポータルサイトに接続することによって、ユーザーは全ての機能を遠隔操作することが出来る。そのメリットとしては、省エネ性、快適性、どこからでも操作が可能、効率のアップ、資源管理などが挙げられる。

《スマート・グリッド・コントロール》
  再生可能エネルギー供給の急速な伸びによって 電力の受給ギャップが生じている。この問題を解決するために、スマート・グリッド・コントロール機能を備えたATWヒートポンプ機は、ヒートポンプ機のスマート・グリッドとの統合に向けた統一されたインターフェースを作ることによって電力需要の変動をもっと柔軟にする。従って、このような機能を備えたATW ヒートポンプ機は、コントローラーから信号を受け取ると、運転パターンを変更することが出来る。

《室内機の多様化》
  ATWヒートポンプの室内機は進化し、革新的な機能を備えて多様化している。冬季に寒冷になる地域では、輻射効果で暖房するラジエーターによって主用ファンを回転させなくても、高い暖房能力を出せる。非常に消費電力が少なく運転音が最小限のマイクロファンによって、気流の動きなしに無音で快適な温度が維持できる。

  また、多くのメーカーが冷暖房と給湯が可能なオールインワン型室内機を既に開発している。このオールインワン型室内機は、コンパクトで、据付け時の費用・時間・スペースが節減でき、アフターサービスが容易というメリットがある。

《ヒートポンプ用圧縮機》
  ATWヒートポンプ機には、一般にR410Aの圧縮機を使用しているが、エコキュート・ヒートポンプ機にはCO2圧縮機が使用されている。一部のメーカーは、プロパン(R290)冷媒のATWヒートポンプ機を開発中で、近い将来市場投入されると思われる。レシプロ、ロータリー、スクロール、スクリューなどの殆ど全ての圧縮機がヒートポンプ機に使用されている。

  更に、タンデム型スクロール及び二段式ロータリー圧縮機がヒートポンプ機に活用されているが、この種の圧縮機の凝縮温度は80°Cまで上がるので寒冷地での高温給湯が可能となる。

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注:この特集号では、ATW市場のデータは、室外機ベースで推計している。この特集号の表やグラフは、特に出典を記載している場合を除き、JARNデータに基づき作成した。なお、JARNデータは、主にグローバル大手ATWヒートポンプ機メーカーに対するアンケート及びインタビューへの回答に基づいている。

  (終わり)

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